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Android版ニコニコ漫画アプリ(2020)
アプリチームのKです。Android版ニコニコ漫画 / 読書メーターの開発を担当しています。 Android版ニコニコ漫画アプリの軌跡(2018~2019)の投稿から1年経過しました。ユーザーの方へ直接的に影響のある機能という意味ではパック販売(期間限定)、注目作品の改修、作品画面改修等を行ってきました。表面上は去年ほど大きな機能の追加はありませんでしたが、内部は色々改善していたので、その評価も兼ねて今回はアプリのstatsを見ていきましょう。
アプリバージョン
バージョン履歴(括弧内はリリース日) |
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1.6.8(19/09/12)〜1.6.48(20/09/29) |
前回の記事投稿時、アプリバージョンは1.6.8でした。 現時点での最新バージョンが1.6.48となる為、アップデートを40回行ってきたことになります。 漫画アプリは週に1度のリリースを目標としているので概ね計画通りに実行できていたことがわかります。
クラッシュ数
次のグラフは直近3ヶ月間のクラッシュ数の推移を表しています。
前年同時期と同様に300件前後で推移しているのがわかります。 クラッシュ原因の大半が広告起因でありアプリからでは対応出来ない問題も多いのですが、 その中でも出来うる限りの対策を行ってきました(技術的な対策はもちろん、広告配信元との折衝など)。 地道な活動が実を結んできたのか9月に入ってからは200件を切る日も出てきています。
なお実際にクラッシュの影響を受けているユーザーは全体の1%以下となります。
プラットフォーム内訳
次のグラフはAndrod/iOS各プラットフォーム毎の内訳(過去12ヶ月間)を表しています。
iOSの方がシェアは高く、これを示すように年齢層も若い方が非常に多いです。
OSバージョンシェア
次のグラフはAndroid OSの各バージョン毎のシェア(過去1ヶ月間)を表しています。
2020年に入ってから各メーカーから徐々に10の配信が始まり出し、4月頃を境に10のシェアが急激に伸びはじめました。11もリリースされてまだ日は浅いですが若干数存在します。
Language
漫画プロジェクト中で利用されている言語のシェアは次の通りです。
新規コードはkotlinで書くようルール化されていますが、やはり歴史のあるアプリケーションなので過去の資産も多くjavaの比率もまだそれなりに高いです。最近は積極的にそういったレガシーコードのリファクタリングを推し進めていることもあり近日中にシェアは一桁になってくると思います。
アプリサイズ
App Bundleに対応し、元からそんなに大きくなかったアプリサイズですが更に縮小することができました。インストール直後のアプリサイズ1はXperia5では20M強2となります。競合アプリの多くが同一端末において50~100MBであったので、インストール負荷は限りなく小さいと言えると思います。
終わりに
アプリの状況について紹介してきました。紹介してきた情報の一部は多くのユーザーが日々利用してくださっているからこそ価値のあるものになっていると信じています。そういった多くのユーザーの期待を裏切らないよう今後もアプリ、延いてはサービスの価値を向上すべく様々な取り組みを行なっていきます。
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アプリエンジニア